2012-02-18 ■ プロローグ〜旅立ちの朝〜ーピシャッ・・・男は昨晩から続く興奮状態の中 重厚な鉄の扉のような瞼をゆっくりと押し上げていた「ふぅ・・・」ベッドには昨晩負ぶってきた少女がまだすやすやと 静かに眠っている グラグラグラ カンカンカン ジュッジュワー 毎日の日課なのだろうか? 男は手際よく朝食の用意を済ませると屋根に上って 朝の自由たちを解き放つ その白たちは青い瞼をやさしく撫でて 朝を迎えにゆくのだ。ランチパック鞄に詰め込んで・・・